【新唐人2016年1月31日付ニュース】
ジカウイルスがアメリカ大陸で発見され、爆発的に蔓延し緊迫した状況が続いています。世界保健機関(WHO)では2月1日に緊急会議を開き対応策を議論する予定です。
ジカウイルスに感染した嬰児の頭は、通常よりかなり小さく、これは神経系統併発症の証拠です。
ジカウイルスは蚊に刺されることで伝染しますが、ほとんどの人には影響がありません。しかし、妊婦にはたいへんな災難となり、感染した妊婦からの小頭症の嬰児が生まれる発生率は極めて高くなっています。
去年5月にブラジルで初の感染例が発見されて以来、急速に伝染が拡大しています。
WHO事務局長のマーガレット・チャン氏は、「去年アメリカ大陸でジカウイルスが発見され、現在は爆発的に伝染しており、警告レベルは最高の緊急レベルに達している」と述べています。
現在までアメリカ大陸の23カ国の地域でジカウイルスの感染例が出ています。
WHOはアメリカ大陸では400万人の感染者がいると認識しており、先週までにブラジル国内でのジカウイルスによる奇形児の症例は既に3893件に上っています。
WHOの伝染病対策部門担当者のシルベイン・アルディゲリ氏は、「現時点において、ジカウイルスは、アメリカ大陸で強力な伝染力を持っていると確信している」と述べました。
現在、人類はジカウイルスに対してワクチンや治療方法を全く持っていません。但し80%のジカウイルス感染者は何の症状も出ないのです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2016/01/29/a1249784.html(中国語)
(翻訳/碧眞 ナレーター/大口 映像編集/李)